児童養護施設愛泉寮のページをご覧いただきありがとうございます。
愛泉寮は2025年で創立80周年を迎えます。
愛泉寮は、愛の泉発祥の起源であり、創立者から続く歴代の職員、そして地域関係者、卒園児の思いが詰まった施設です。施設機能のニーズは、単なる家族機能の代替・衣食住の提供から、被虐待児を中心とした「心のケア」・発達障害・メンタルヘルス・不登校等への対応に変遷してきています。
愛泉寮は、全国に先駆けて、地域小規模児童養護施設の設置や本園の完全小舎制を取り入れ、国が目指す「社会的養育推進」における、小規模化、地域分散化を実現しました。また、県内に3か所しかない「児童家庭支援センター」の設置、2024年には県内初の設置となった「里親支援センター」の設置、2025年には「児童自立生活援助事業」の開始等施設の多機能化も進め、法人内の乳児院、保育所、その併設事業と協働して、施設に入所する児童だけではなく、地域の児童福祉の向上に取り組んでいます。
私たちが養育することの最終的な目標は、こどもの「自立」です。自立していくために必要なベースとなる「居場所」の提供、そして施設を離れた後も自分を見つめ、自己肯定感を持って生きて行くための柱を構築するために、キリスト教の教えを活用し養育を進めていきます。
今後とも、愛泉寮と愛泉寮で暮らすこども、社会的養護を必要とするこどもへの理解と支援をお願いいたします。
愛泉寮施設長 潮田 暁広