夏になると男の子たちは目を輝かせながらカブトムシやクワガタを捕獲してきます。
「見て見て！」と得意げに言われた女性職員は、顔を引きつらせながら「かっこいいね」と笑顔満面の子どもに返事をしています。
私も幼少期にコオロギやカマキリを持ち帰っては、姉が悲鳴を上げていたことを思い出しました。

「命を大切にできるようになって欲しい」
「世話をする中で、試行錯誤する力を身に付けて欲しい」

そうなって欲しいのは大人の願いであって、子ども達は単純に「すげー！」「やべー！」「かっこいい！」といったシンプルな感情に突き動かされているのでしょう。
何かに夢中になれる、それだけで良いのだと思います。